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家庭円満・夫婦円満の秘訣 |
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<(1)感謝の気持ちを表現する>
なんといっても「ありがとう」,つまり感謝の気持ちが大事でしょう。 相手を思うとおりにしようとすれば,まさつが起こります。また,生い立ちの違う独立した人格の二人が・・・・ <(2)明るくふるまう> <(3)思っていることを伝える> <(4)思いやりを互いに要求する> <(5)たくさん話せば> <(6)何かを共有すること> <(7)人と暮らせない人> この続きは「家庭円満・夫婦円満の基本」でどうぞ |
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家庭円満・夫婦円満の基本(このページの後半)
家庭円満・夫婦円満になるにはどうする?
愛をはぐくんでこそのカップル 長続きするカップルとは 惚れて惚れさせ惚れ直せ 調査研究の結果、うまくいく恋愛関係はこれだ! 夫婦円満、これで達成! 円満を楽しむためのモデルプログラムを描いてみました |
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同じであること、似ていることは円満の条件か
円満に関係がありそうな項目を整理してみました
円満の型 円満にはいろんな型があります 夫婦円満のレベル 自分たちの関係を客観的に眺めてみると 夫婦円満な状態とは 円満な状態を形作る要素とは |
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離婚の危機
これから離婚率はどうなっていくのだろう
DV(家庭内暴力)について 暴力はどうすればなくなるのでしょう |
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「以心伝心」な伝えかた
できるだけ言葉で伝えた方がよいと言ってきましたが
フラッタリー その1 おべっかではない これからの協力関係にはフラッタリーが必要 パートナーにプレゼンテーション こっそりはいけません - 説明責任を 希望を売る商人 リーダーならずとも、周りに希望を与えるのはとても大事です ほめる なかなかむずかしい、ほめるということについて フラッタリーその2 「おもねたくない」 おもねることを嫌がる長い歴史からの変遷 |
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ソクラテスの悪妻
円満だけを目指せばよいのでしょうか
最近なかよし夫婦が増えているような 少し明るい傾向が見えてきています |
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ちいさなしあわせを感じるとき
< しあわせを感じることは明日への力を生みます 銅メダルと銀メダル 勝っておごらず、負けてくさらず なかなかむずかしいことですが ちいさなしあわせの分類 しあわせ感を分類してみました |
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亭主の好きな赤えぼし
相手の好きなものごとを尊重する(否定しない)こと。いろんな話材あり。 夫婦円満の秘訣はいつもくっついていること? 同じフトンで、一緒にふろに、・・・ずっとあつあつ可能? 2世代住宅会社のアンケート 夫婦円満に大切なことは、よく話をする、不平をためこまずに言う、など。 夫婦関係調整調停 円満な夫婦関係回復の話合いの場に,家庭裁判所の調停手続あり(公的サイト)。 以下、ビジネスサイト(推奨というわけではありません) 夫婦円満の秘訣ベスト10発表 アンケートの結果、夫婦円満秘訣の一位は会話でした。(All About) 以下のサイトもありましたが、もうつながりません。コメントをご参考に。 定年後の円満は?:生命保険会社のセミナー お互いの自由を束縛しないために、外出を。 夫婦は他人であることを忘れないで してもらっていい?とか、お願いねと頼み、必ずお礼を言うこと。 夫婦生活の脱マンネリ化計画・家庭円満の秘訣 ブライダル総研のアンケート結果。寝食をはじめ、趣味や買い物などの行動を共にすること。それでストレスを感じなければ、よいのですが。 海外の円満の秘訣 海外の「夫婦円満の秘訣」で、金銭感覚、スキンシップ、ありがとう、私達、ケンカする、手間暇かける、・・・ 結婚生活が長続きするための豆知識 30個の秘訣。一日一笑、丸ごと受け入れ、押しつけない、あくまで他人と思う、・・・ 夫婦仲の秘訣、心をリラックスさせる方法 ゆったりした気分で相手のいやなことを思い出すと・・・・。 夫婦生活の脱マンネリ化計画・家庭円満の秘訣 夫婦生活のマンネリ化を防ぐ,ということで、スキンシップにさまざまな工夫を 夫婦円満の秘訣アンケート アンケートの結果、会話、感謝、干渉しないと続いています。 無料会員制の夫婦円満について相談しあうサイト いろんな具体的な状況の相談に会員が応えています(Benesse(TM))。 夫婦円満の満足度など:生命保険会社のアンケート アンケートのトップは男女とも「思いやり」 ゆびとまアンケート円満のコツ:ゆびとまのアンケート アンケート:会話をたくさん:特に、女性側の不満が多いかな。 コミュニケーション大事 自分が楽しんで相手も楽しむ、という行動自体が生み出す力は大きい。 円満家庭の夫は料理上手 夫が料理上手で後片付けもする家庭は夫婦関係が円満?。既婚女性アンケート。 秘訣は互いの携帯電話を見ないこと? 芸能人の言葉にそんなのおかしいよ、と反論しています。 友達の両親がやっている夫婦円満の秘訣 これも「一緒の布団で寝て、一緒にお風呂に入ること」、それだけでいいの? 夫婦円満の8つのポイント 決める、会話、信じる、尊敬する、食事、長期的視野、分かち合う、感謝するの8つ 自称世界一のいいダンナのひけつ ありがとうと会話・・・。 夫婦円満の秘訣「フォギブ&フォゲット 相手に喜んでもらえるユーモアのセンスを磨くこと。 私が思う秘訣 それは、女は男を(妻は夫を)越えないこと。伝統的な考え方ですが、それは秘訣? |
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小波盛佳(こなみ もりよし)
プラント・機械の技術者 むかし宮崎の田舎から出てきて,今は千葉に住んでいます。 管理人の顔 |
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どうしたら、相手の立場に立って考えられるか。これは、個人や家族だけでなく、社会全体に対する意識の問題です。 世界のみんなが思いやることができれば、幸せな社会がいつか来るでしょう。 |
2013年10月改
2006年04月22日改
2002年07月28日
「古うい」と一蹴されそうですが,なんといっても「ありがとう」,つまり感謝の気持ちが大事でしょう。
相手を思うとおりにしようとすれば,まさつが起こります。
そうでなくても,生い立ちの違う独立した人格の二人が一緒に生活するわけですから,ぼうっとしていたら確実に破綻します。
そうならないためには,互いに相手を認めあい,人として尊敬しあうこと,また,相手からそうされるように努力することが必要です。
多少の不満があっても,「あの人は……・・が素晴らしいんだ」と時々念じて自分に言い聞かせてみるとよいでしょう。
そして生活を共にできることに心から感謝しましょう。そして,「あなたと一緒でよかった」と素直に口にしましょう。
また,明るくふるまうことも家庭を円満にする上で大事な要素です。笑いの種を提供することに努めましょう。
「笑う門(かど)には福来たる」の格言どおり,楽しい雰囲気の中では,人は心地よくなり,温かい気持ちになります。
笑いが心とからだの健康によい作用をもたらすことは,科学的にも認められています。
逆に暗い顔,怒った顔でいると心身が不健康になり,それを見ている人にもその不健康をばらまいてしまいます。
もちろん,静かにしたい人の前であまりににぎやかに振る舞うと,ストレスを与えてしまい,
場合によっては破綻(はたん)に至ることがあります。
また,同じように見えても,人はそのときどきで感じ方も違うものです。
時と場合をよく考え,また常に相手を観察し,思いやりを持って接する必要があるでしょう。
人の心は気持ちだけでは通じません。それぞれの人が考えていることには,けっこう食い違いがあるものです。
お互いに思っていることが伝わらないと誤解を生じ,それがこうじて不和に至ることがよくあります。
自分が相手に要求したいこと,相手に分かってもらいたいことがあれば,きちんと伝える努力をしましょう。
永く連れ添った夫婦でも,「ええっ,あなたはそんなことを私に対して思っていたの?」ということはずいぶん多いようです。
いつでもできるだけ分かりやすく説明すること,しようとすることが大事です。
日本人には以心伝心を好むところがあります。「分かってくれないならいいや」と,正確に伝える,または正確に受け取るための努力を怠りがちです。
土地に縛り付けられ,人間関係も固定していた長い間の習性で「いつか分かってもらえるはずだ」という甘えがあるようです。
古い時代の単調な生活では人の行動の変化が乏しく,人の考え方が,その立場によって違うことはあっても,
個人による違いは大きくなかったと考えられます。
それはそれで,大きな問題はなかったのでしょう。
しかし,社会の発達につれて人々の考え方が多様化し個性が高まって,お互いを自然に理解することはほとんど不可能になってきています。
その傾向は第2次大戦後から目立ち始め,その後の数十年で加速度的に強くなりました。
すなわち,人を理解し,人に理解してもらうための言葉によるコミュニケーションがとても大事になっています。
そんな意味では,異文化の集合体である米国の人たちは先人です。
日本には旧来の美徳を奨励する言葉として,「沈黙は金」,「不言実行」,「男は黙って・・・」,「言い訳無用」などがあります。
極端に言えば,これらをとりあえず忘れてみるのもよいでしょう。
ていねいに伝えることを実行するのは口で言うほど簡単ではありませんし,古い意識を変えるのは難しいものです。
しかし,まずはそれをしようと意識して努力し,お互いがその努力を認めあうことに意義があります。
思いやりを持てない人は社会人として生きていく価値がありません。
しかし,思いやりを持つ心は,いわば訓練を積まないと形作られませんし,またそれを維持する意識がないと衰えてしまいます。
「ジコ虫」などと呼ばれる人たちは,悲しいことにそれを自覚できません。
恐らく,成長の過程で思いやりの気持ちが育たず、またその必要性を感じなかったのでしょう。
思いやりの心を形成し,それを忘れないためには,自分で時々自覚するか,人に注意してもらう必要があります。
家族,親しい友人などはそれを磨き上げる関係にあります。
つまり,「もっと優しくできないのかな?」と,お互いに注意しあって高めあうことができます。
そうしないと,人は安易な方に,すなわち心配りのできない楽な状態に流れてしまいがちです。
思いやりを持つことを心がけると同時に,それを相手にも要求することで,よい関係を築き上げることができるでしょう。
懸命に伝えようとして必要以上に説明することで,「分かってるよ!」とうるさがられることもあるかもしれません。
しかし,十分に伝えようとすると,それぐらいのていねいさが必要な場合もあります。
つまり何かを伝えるときには,適当な冗長度(情報伝達の漏れ落ちがないように多重で伝える場合の程度のこと)を持たせることも大事です。
では,会話が多いほどよいかというと,そうでもありません。
相手にとって関心のないこと,ピントはずれなこと,
つまり,いわゆる「おもしろくもないこと」を思いやりもなく一方的にしゃべり続けるというのは,むしろ害です。
その行為は、相手を軟禁状態にして自由を奪う暴力に似ています。
いくら自分にとって重要なことでも,相手にとって無意味で,聞きたくないことだってあるものです。
もっとも,夫婦であれば相手の,家族であれば他のメンバーの,喜びや悩みを多少面倒でも共有することも大事です。
それをどの程度までとするかは,個々のケース毎に考える必要があるでしょう。
行動を共にすることは,たいていの場合、人同士を親しくします。
特に基本的な欲求を共に満たすことは,つながりを深くします。
例えば同じ釜の飯を食った仲間の絆が強いのは,本能的なものです。
「一緒に食べる」,できればそのための料理やその準備を共にするのは,円満にはとても役立つわけです。
よく「ともに趣味を持つ」ことや「一緒に遊ぶ」ことが円満の秘訣と言われたりします。
これはそれ自体が本能的につながりを強めることに加えて,それを通じて話題ができ,共感できることが多くなるからです。
すなわち,趣味が違ったとしても,お互いにそれを題材にして共感できる話題を提供しあうことは可能です。
趣味が別々の場合は,せめて互いの趣味に関心は持ち,その心情を理解するということが,良い関係を築くことにつながるでしょう。
古いタイプの日本人には自分の仕事や趣味に没頭してパートナーや家族の存在を忘れてしまう人がいました。これは絶対にいけません。 パートナーは相手に認められていないと感じたときは去っていきます。そうしないでとどまっているのは,経済的な縛りや社会における見栄があるからです。 これから,社会の中での人の意識はさらに大きく変わっていきます。誰もが一人でも生活できるように社会の体制が整えられていきます。 好きだと感じられない人からは,どんどん人が離れていきます。努力しない人は見放されてしまうのです。
同じ生活をしていると飽きがきます。
何らかの変化が必要です。
たとえ生活自体は繰り返しの中にあっても,何らかの新しい感動が欲しい。
自己啓発というほどのおおげさなものでなくても,自分で自分を変える何らかの努力が欲しいわけです。
努力した結果として,時にはパートナーや家族に,「おや,違うね!」,「やったね!」というところを見せると,
評価が自然に上がります。それはそのまま信頼感の向上につながるでしょう。
ただ,いつも片方が努力し向上しているだけでは,パートナーには,取り残されてしまうような精神的な負い目ができることがあります。
たとえば,多忙のために,自分ではなにも向上するようなことができないという気持ちが,不満になってくすぶることもあります。
この場合,ある程度のバランス感覚が必要でしょう。たとえば,子育て中の場合,育児の中でそのスキルが向上することだってあるわけです。
なるほど,こうやると子どもが理解してくれるんだということを発見するはずです。
そういったことを互いに理解し,認め合うことで不満も解消され,信頼しあえる関係を保つことができるのではないかと思います。
ここまで,「努力しよう」,「頑張って」と書いてきました。
でも,人にはどこかにルーズなところがあります。だれでも46時中しっかりしてばかりはいられません。
たまには,息抜きも必要です。それがパートナーや家族の目に怠けていると映ることがあります。
しかし,人それぞれ,力を出せるタイミングが違うし頑張れる程度も違います。
それは互いに理解しにくいことでしょう。
また,人には気になる癖があったりします。
直すように頼んでも,その癖は周りの人が思うほど,たやすく修正できるものではないのかもしれません。
ですから,そんな弱点をお互いにとがめすぎないようにしましょう。
つまりお互いのだめなところを許せる寛容な心が必要です。
まして,人前で,「あんたはいつもそうなんだから」とののしるようなことは,絶対にいけません。
自分のうっぷんを晴らすことが不和を招くとすれば,それは悲しいことです。
どんなに努力を重ねても,「こりゃ駄目だ」と分かったら,仕方がありません。 夫婦の場合は話しあいによって十分にお互いの気持ちを確認した上で,距離を置いた生活を考えなければならないこともあるでしょう。 しかし,親子関係などではなかなかそうはいきませんから,誰かに相談することが必要な場合もあるでしょう。 内容によっては地域の保健センターなどで相談に乗ってくれることもあります。 誰にとっても,たった一度の人生です。よくよく考えて大事に生きましょう。
夫婦円満のために,ということを課題として書いてきました。でも,少し疑問があります。
円満だけを目標としていていいのか,というちょっとぜいたくかもしれない問題提起です。
人は,自己実現のために生まれてきています。人として満足できるような何かを成し遂げることも,とても大事です。
とすれば,円満だけを気にして,他のことをすべてほっぽりだしたのでは,元も子もないというものでしょう。
破綻さえしなければ,夫婦の中が悪いぐらいな方が良い仕事ができるという人さえいるぐらいです。
ちょっと踏み込んで,つぎには,そんなことも考えてみたいと思います。
(小波盛佳 Moriyoshi Konami)