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惚れて惚れさせ惚れ直せ 小波盛佳
恋愛関係では、双方がお互いに惚(ほ)れるのが理想です。
そこで、恋愛関係へのプロセスとして、惚れたら、いっぺん引いて相手にも惚れさせ、それからもう一度惚れ直すのがいいようです。
これは、ある大学の卒業研究の結果(新聞記事)を読んでの一考です。
2004年05月15日
2006年04月22日改
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恋愛は、同時に惚れあって始まることはほとんどありません。
まず、どちらかが惚れる、そして相手がそれに応じているうちに変化していく。
それを自然の流れに任せるだけでは必ずしも十分ではないというわけです。
つまり、自分が惚れたら、なにはともあれ相手にも惚れさせなくてはいけません。
相手に惚れさせるためには、そうさせる工夫が必要です。
そのために、少し引いて相手が惚れるのを待つだけの気持ちの余裕を持つべきだということです。
それがうまくいったら、また相手のよいところを見て惚れ直します。
そうすることで、いわゆる相思相愛の関係ができ、そして長持ちする良い関係に発展していくというのです。
パートナーとのしっかりした関係を作り上げるには、一見ドライに見えるようなそんな駆け引きも必要ということで、この話はなかなか面白いものです。
惚れるということは、ある意味で弱みでもあります。
つまり、一方的に惚れられている側は、相手が無理を聞いてくれそうな気になりやすいでしょう。
その気持ちの中には、横暴なことをしてもとがめられないと思う危険さえもひそんでいます。
つまり、精神的な力関係のバランスが保たれないかもしれないということです。
「私が惚れて一緒になったんだから、この人がいくら嫌だといってもついていくの。」といつも人に話していた女性がいました。
それを公言することで、相手を縛ろうという思いもあったかもしれません。
そして、それが裏切られ、ご亭主の浮気が発覚したときでも、その女性は強くとがめることができませんでした。
その不平等な関係は、結婚後30年経ってもなかなか改善されていないようです。
相手が惚れてくれなくても、自分から惚れて相手につくすというのは、無償の愛で素晴らしく映りますが、
長い目で見れば、不均衡な状態からくる不安定さを招きがちです。
逆に言えば、男女の関係で「どういう風に扱われても、とにかく耐えます、つくします。」という気持ちになるのは、
相手が自分に惚れていないと危険だということです。
人は平等の感覚を持つ必要があります。
たとえば、組織の中でのいわゆる上下関係があったとしても、それは人間としての上下関係を意味するのではありません。
しかし、「何人も、人と人の関係において平等である」という考えを、生まれながらにして持っている人はいません。
つまり、人は、平等の気持ちを持つように常に念じていないと、つい上(と思う相手)にへつらい、下(とみなす相手)に横柄になりがちなものです。
ですから、しいて平等を意識してバランスをとらなくてもいいように、立場として努めて平等な関係を作っておく必要があります。
愛情の平等関係を先に作ることで、人間関係のバランスを保たせ、それが惚れて惚れられる理想的な関係に発展すると言えるのでしょう。
では、惚れさせるにはどうしたらよいでしょう。この質問に応えるのは簡単ではありません。
そもそも恋愛をどう始めるかという大命題とほとんど同じですから。
ただ、一言でいえば、いろいろな意味で、相手にとってなくてはならない自分になることでしょう。
そのためには何をすればよいのか。そのヒントはこのサイトの中のあちこちに転がっていると思います。
その他に、参考になりそうなサイトも紹介してあります。その中からご自分に合いそうな石を拾って磨いて育ててください。
(小波盛佳 Moriyoshi Konami)
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