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ほめる 小波盛佳
日本人にとってほめるのはむずかしいことです。米国人との比較、ほめるタイミングなどについて書いてみました。
2004年06月27日
2006年04月22日改
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ほめること(Compliment)が大事であるというのは、ほとんどの人が知っています。
しかし実際には、あまりそれをしていないのが普通でしょう。
フラッタリーがやや軽く円滑にするという程度のものであるのに比べて、
相手のよいところをしっかりほめるというのは、さらにむずかしいことでしょう。
総じてシャイでほめる習慣がない日本人にとっては、特に苦手なことです。
米国人は、フラッタリーだけでなく、ほめることにも、たけています。
恐らく世界で最もよくほめる人たちでしょう。
ほめる回数が多いだけでなく、ほめ方自体も日本人とは違っています。
たとえば日本人は、高価な物を身につけていることをほめることが多いのですが、
米国人には美しいとかユニークだという表現が好まれるようです。
フラッタリーが何となく気持ちよくさせられるのに対して、自分のいいところをしっかりほめられるというのは、
努力や苦労が報われることになり、とてもうれしいものです。
その気持ちは長く心にとどまり、時によっては生きる支えにもなります。
芸人さんなどが、「あのとき、師匠が『いいねえ』といってくれた一言が励みになって、
ここまでやってこれました。」と言ったりしているのが、それです。
いずれにしても、ほめる時にはその内容が相手にとって的確であることが求められます。
自分ががんばった結果「やったあ!」と思えることを、よくがんばったねとほめられるのが一番だからです。
相手を知るほど、それが可能になります。ほめるにはタイミングも必要です。
「やったー感」が冷え込んでからでは、効果が半減します。
でも、ほめないよりは、もちろんずっといいわけですから、遅れたと思っても、やはりほめましょう。
この人はいつもワンテンポ遅れてくるなと思われたとしても、それはいわば個性として見なされるし、
気にすることはありません。かえって、今までほめようとずっと考えててくれたんだ、とじわりと感激してもらえるかもしれません。
次の稿では、ほめることについてもっと具体的に書きましょう。
(小波盛佳 Moriyoshi Konami)
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