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			「以心伝心」な伝え方                    小波盛佳
		
		
		
			 円満な夫婦・家庭を保つには、できるだけ言葉を使ってお互いの考えていることを述べあうことが必要だと書いてきました。
			しかし、なかなか話をしてくれない人もいます。
			
			 そういう人たちにとつきあっていくには、なんとかして意思を読み取る努力をしなければいけません。
		
		
			2003年10月13日  
			2006年04月22日改 
			
			
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			 「以心伝心なんて思っていると、勘違いして取り返しがつかないようなことになる」、
			「しっかり話し合わなくてはいけない」、という考え方に補足します。
		
		
		
		
			 古い時代の人たちは、たいてい話すのが苦手です。
			新しい時代になっても無口な人は大勢います。
			その人たちが意思を伝えるために言葉をあまり使わないからといって、思いやりのないだめな人という烙印(らくいん)を押してはいけません。
			
			 世の中にはどうしても言葉が出ないという人も多いのです。
			かくいう私も、長い間、素直に返事するとか、分かりきったこと(と自分で思いこんだこと)をわざわざ言葉にするのが苦手でした。
			よく話しあうことは大事だ、できるだけ言葉にした方がいい、と人に忠告するぐらいに言葉が必要だと思っている今でも、その名残が強く残っています。
		
		
		
		
			 基本的には、言葉を交わすことで意思を伝えあえるように努力しましょうということですが、
			話をしたがらない人たちには円満な生活はできないかというと、そうではないでしょう。
			その意思を何らかの形で伝えることができれば、
			複雑な話を必要とするほどにはお互いの内面に深く関わらない関係、というのもあっていいのだろうと思います。
		
		
		
		
			 72歳と65歳でそれぞれ伴侶をなくした外国人同士が、
			言葉もほとんど通じないのに恋をして20年も一緒に仲むつまじく過ごしているという様子がテレビで紹介されました。
			互いを深く思いやる気持ちがあって、それを相互の信頼感が裏打ちしていれば、たいていのことは通じあうということなのでしょう。
			反対にいくら言葉を尽くしても、だまされるのではないかと常に警戒せざるをえない夫婦関係もあるわけです。
		
		
		
		
			 相手が話をしてくれないということで、一方的に相手に思いやりがないと決めつけるのは早計です。
			要は、信頼関係を保てるかどうかです。
			無口な相手には、その意思を確認する方法を工夫するなどして、ゆったりおつきあいしていく必要があるでしょう。
		
		
		
		
			 以心伝心は、自然にできてくることもあります。それに、勘を働かせれば分かるということもあります。
			しかし、成り行きと勘に頼るだけでは、おぼつかないような気もします。
			やはり、思いやりをもって互いに工夫していく必要があるでしょう。
			言葉にできないなら、たとえば、サインを決めておくというのはいかがでしょう。
			例えば、指を2本立てたら・・・・とか。
		
		
		(小波盛佳 Moriyoshi Konami)
		
		
		
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