芳しくないことが多い中で、少し違う変化に気づきました。最近、円満の努力をしている人達が増えているように感じられるのです。

１．一緒に買い物
２．家事の分担も
３．社会情勢の変化とともに

　すぐに離婚してしまう夫婦が増えている一方で，最近は、仲のよさそうな夫婦も増えているように思います。
　たとえば今は、買い物に夫婦一緒に出かける人たちを多く見掛けます。 私の結婚した３０年近く前は、一緒にスーパーで買い物をする人たちは、ほとんどいませんでした。 私たちが週末に決まって一緒に行くので、店員のひやかしにあっていたほどです。 最近ではそれが珍しくないどころか、年寄り夫婦が一緒に買い物している姿さえも見かけます。

　家事も、男性が分担する割合が高くなってきました。 パート勤務を含めて共働きの親を持つ子供達が成長していく過程で、父親が家事をいくらかでも分担せざるをえない状況を見て育っているのでしょう。 そうでない家庭でも、その雰囲気は分かってきているようです。

　年輩者の場合でも、離婚の危機を感じて、または将来そうなるかもしれないことを案じて、 今のうちに修復しておこうという気持ちになっている人も多いのかもしれません。 また、社会不安が高まっている現状を考えると、やっぱり家族しか頼れるものはないなという思いからの回帰現象かもしれません。

　それに、女性の権利意識が高まっている時代にあって、女性に対して優しくせずにはいられなくなっているのでしょう。

　いずれにしても、円満に向かって努力しようということは良い傾向です。 やはり、家族は仲良くしようという不断の心がけの積み重ねで作りあげていくしかないものですから。

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