>> 愛をはぐくんでこそのカップル               小波盛佳

 あつあつに見えるカップルも,惚れたハレタだけでは,そのうち破綻します。ではどうしたら長続きするのか。少し覚めた目で落ち着いて考えてみましょう。

2003年08月31日  
2006年04月22日改 

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目次

1.新しいカップルへ
2.惚れたハレタは,特別なホルモンのなせるわざ
3.その後は努力しだいです
4.知的ゲームを完成させる

1.新しいカップルへ

 これから新しい生活を始めるカップルへのはなむけの言葉を求められたとき,私は,次のように強調します。

 「二人がともに生きていくということは簡単ではありません。お互いが努力を重ねて知恵を出しあい、一緒に愛を育(はぐく)んでいくのです。 それがあってこそ,そのカップルは成り立ちます。油断があってはいけません。 常にパートナーを思いやり,自分を磨いていくことでそれが完成していくのです。ぼんやりしていては,いけませんよ。」

 あつあつのお二人に冷や水を浴びせるような,ちょっと厳しい言い方ですが,二人で交互に積み木を積んでいくような共同の営みが欠かせないのです。

2.惚れたハレタは,特別なホルモンのなせるわざ

 いわゆる惚れた,ハレタの恋愛感情は,ホルモンの分泌によって起きると科学的に説明されています。 これは、あばたもえくぼにみせるような働きをします。 緊張した場面から出始めやすく,人がコントロールできるものではないようです。 そして、それは通常の場合2,3年程度で終わってしまうのです。 離婚がこの期間を過ぎたころに多いのが納得できます。

3.その後は努力しだいです

 その後にホルモンの分泌が止まった二人を結びつけるものは,その間に作り上げた二人の間の愛や信頼関係というわけです。 これは作っていくしかないのです。 どうやっていけばよいのか,それを「家庭円満・夫婦円満の秘訣」のサイトのあちこちに書きました。

4.知的ゲームを完成させる

 共生欲求というものがあります。 前に述べた惚れたハレタと違う,一緒に生活を共にしたいという欲求です。 努力した結果として,カップルの間ではこれが次第に強くなってきます。 カップルの関係を長続きさせるには努力が必要です。 もちろん、単純に心をさらけ出せばよいという単純なものではありません。 敵同士ではありませんが、ある意味では,かけひきも必要です。 自分がほめられたければ、相手をほめる努力も必要です。 自分を主張することも、場合によっては必要でしょう。 いわば知的ゲームです。

 その知的ゲームを完成させ,人生の最後に「一緒になって、よかったねえ。」と認めあえる関係を築きましょう。

(小波盛佳 Moriyoshi Konami)


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